ヨシタケシンスケさん?
ヨシタケシンスケさんは、日本の絵本作家です。幅広い年齢層に人気があり、子どもだけでなく大人のファンも多いことが特徴です。
子ども向けの絵本の中に、大人に対するメッセージが込められています。
最近では38年続いた「ぽたぽた焼」のパーケージデザインのおばあちゃんのイラストの変更で話題になっています。
もれたろう
いつかの夏の日に、下の子どもと図書館のキッズコーナーにいるときに、5冊ほど持ってきた絵本の中に「おしっこちょっぴりもれたろう」がありました。
タイトルからしてもう面白く、中身も素敵なものでした。
子どもがちょうど4歳のころだったので、大喜び。二人ですごい面白いねと、他の作品を探したことを覚えています。
そのさらに1年ほど前のこと
あとから判明したのですが、上の子も小学校の図書館からヨシタケさんの作品を借りたことがあり、「この人の作品が面白い」と言っていたことを思い出しました。
その時の本が「りんごかもしれない」です。
ちょうど、小学生が読める内容で、下の子にはまだ難しいといったものでした。
ヨシタケさんの絵本探し
それから、うちではヨシタケさんブームが起こり、図書館でありったけの作品を借り、本屋さんで新しいものを購入し、グッズを探したり、といった具合でした。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」?
そんなこんなで日常に溶け込んでしまったヨシタケさんの作品たちだったのですが、ヨシタケシンスケさんの展覧会が開催されるとの情報をつかみました。しかも、車で行ける距離感。
家族みんなで展覧会を見に行き、とにかく興奮の連続でした。
会場には、子どもよりも大人の方が多い?くらいの感覚で、とにかくサービス精神あふれる展示となっていました。展覧機はまだまだ全国を巡回しているようです。
ヨシタケシンスケさんのバックグランドは?
展覧会にはヨシタケさんの学生時代の作品が並べられていました。
彫刻作品なのですが、現在のイラストにつながるユーモラスさを感じ取ることができます。
学校は筑波大学芸術専門学群を卒業し、筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースの修士課程を修了しています。
卒業後は共同アトリエ等で活動をしていますが、絵本の世界を目指していたわけではありません。
イラスト集のような冊子を作成し、配っていたところ、編集の方に声をかけていただいたことが絵本作家へのきっかけとなっています。
その後、40歳の時にブロンズ新社から「りんごかもしれない」を出版し、デビューされています。
ヨシタケシンスケさんの絵本、おすすめその1
やっぱりおすすめは、「おしっこちょっぴりもれたろう」です。
かわいいキャラクターと、人の持つ困りごとに焦点をあてた素敵すぎる作品です。
こちらの作品は、クリスマスバージョンもあり、プレゼントとしても人気があります。
クリスマスが近くなると、見つけることができます。
ヨシタケシンスケさんの絵本、おすすめその2
その次に心に残っているのが、「あんなに あんなに」です。
実は、大人向けの作品で、子どもがいる家庭にぴったりの作品です。
ときどき、見返しては、「そーなんだよなー」、と思わざる得ない作品です。
ヨシタケシンスケさんの絵本、おすすめその3
たくさんいい作品がありすぎて、あまり選べないのですが、
印象に残っている作品が「ねぐせのしくみ」です。
ねぐせを作るために、、、と言った作品です。
ヨシタケシンスケさんの絵本一覧
たくさんありすぎるので、抜粋しています。
- りんごかもしれない(ブロンズ新社、2013年4月)
- ぼくのニセモノをつくるには(ブロンズ新社、2014年9月)
- りゆうがあります(PHP研究所、2015年3月)
- ふまんがあります(PHP研究所、2015年9月)
- もうぬげない(ブロンズ新社、2015年10月)
- このあとどうしちゃおう(ブロンズ新社、2016年4月)
- なつみはなんにでもなれる(PHP研究所、2016年12月)
- つまんない つまんない(白泉社、2017年5月)
- こねてのばして(ブロンズ新社、2017年10月)
- おしっこちょっぴりもれたろう(PHP研究所、2018年6月)
- それしか ないわけ ないでしょう(白泉社、2018年11月)
- ころべばいいのに(ブロンズ新社、2019年6月)
- わたしのわごむはわたさない(PHP研究所、2019年11月)
- ねぐせのしくみ(ブロンズ新社、2020年7月)
- あつかったら ぬげばいい(白泉社、2020年8月)
- にげてさがして(赤ちゃんとママ社、2021年2月)
- あきらがあけてあげるから(PHP研究所、2021年4月)
- あんなに あんなに(ポプラ社、2021年6月)
- かもしれないボックス(ブロンズ新社、2021年10月)
- どうしちゃおうボックス(ブロンズ新社、2021年10月)
- かみはこんなにくちゃくちゃだけど(白泉社、2022年4月)
おわりに
ヨシタケさんは40歳での遅咲きの絵本作家としてのデビューです。
しかも、色付けはデザイナーさんに任せるといった具合です。
できること、できないこと、得意なこと、人に任せること。
そういった事が大切だと思う今日この頃です。